こんにちは!
自由な資金繰りとビジョン達成を叶える専門家、キャッシュフローコーチの加藤です。

今回のお話は2回目のコロナ融資に備えるお話です。

 

 

2020年末から2021年春にかけて2回目の「新型コロナ融資申請ラッシュ」がかなり高い確率で始まると予想されます。

 

1.なぜ、年末から来年春にかけて2回目の「新型コロナ融資申請ラッシュ」が始まるのか?

2020年3~6月に起こった1回目のコロナ融資申請ラッシュ。100万社以上の中小企業がこの時期に融資を申し込んでいます。ひと息つけた経営者も多いでしょう。
しかし、当時の日本政策金融公庫や信用保証協会が融資の目処としていたのは「月商の3ヶ月程度」「固定費の8ヶ月から10ヶ月程度」。
そのときに借りた資金が底をついてくる事業者が増えてくるのが年末から来年春にかけてなのです。

 

2.2回目のコロナ融資を断られる事例が増えている

しかし、2回目のコロナ融資は、1回目ほどスムーズに貸してもらえません。
というのも1回目のコロナ融資ではスピードを重視していたため「要件(前年同月比売上が5%~20%以上減少)さえ満たしていれば…」と公庫や保証協会の審査が甘くなりがちだったからです。

2回目のコロナ融資では前回より金融機関も人員を整え、しっかり審査をするため(売上減少は本当に新型コロナの影響なのか?など)そう簡単には通りません。
事実、10月に入ってかなりの中小企業が追加融資を断られています。

 

3.「2回目のコロナ融資を申請する経営者」が知っておかなければならない4つのこと

2回目のコロナ融資を確実に借りたいのであれば、経営者として知っておかなければならないことが4つあります。それは、

・2回目のコロナ融資は、1回目に比べて格段にハードルが高くなる
・1度融資を申し込んで断られると、少なくとも3ヶ月は申請できない
・準備をせずに2回目のコロナ融資を申し込んでは絶対にいけない
・いきなり金融機関に行くのではなく、まず専門家に相談する

ということです。

 

決算書や試算表以外の何の資料も持たず、2回目の融資を申し込んでも借入額が増えすぎているため「返済できない可能性が高い」と判断され否決します。

また、以前であれば「コロナの状況が落ち着けば売上は元に戻る」と審査側も考えていたため審査は甘々になっていました。しかし、コロナの状況がもうしばらく続きそうな今「コロナの状況がこのまま推移しても返済できるかどうか」という見方をするようになりました。

ですから、事前の準備を行うことがとても重要になります。直前になって慌てないためにも今からご準備することをお勧めいたします。

 

 

 

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ビジョン達成サポーター
~自由な資金繰りとビジョン達成を叶える専門家~
Ascension(アサンシオン)
キャッシュフローコーチ®/資金繰り改善コンサルタント/ファイナンシャルプランナー
加 藤 貴 司
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