前回(こちら)に続いて、貸借対照表です。

前回、右側は「調達」、左側を「運用」とお伝えしたかと思います。
今回は「調達」「運用」についてもう少し細かく解説します。
ざっくり言うと、どのような手段で資金を調達して、
どうやってお金を生みだしてるかということなんです。

 

誰のお金で会社は構成されていますか???

右側の「調達」は誰のお金で経営してるの?っていうことです。
上半分を「負債の部」、下半分を「純資産の部」となってますよね。
上の「負債の部」は別名「他人資本」と呼びます。
金融機関からの借入金や社債の発行など会社の外部からの資金調達ということです。
会社を法人といういわゆる「人」と表現できますから、
銀行などの金融機関はもちろん、親族や、
言ってしまえば社長個人から調達ですらこの「負債の部」になります。

 

もう1つは「純資産の部」です。
負債の部の「他人資本」に対して「自己資本」と呼びます。
資本金や過去の利益の蓄積である「繰越利益剰余金」など
会社の内部の資金の源泉です。
一般的に、自己資本の割合が大きい会社の方が健全な会社だと判断されています。

いわゆる「自己資本比率」ですね。
今会社にある全ての資産(総資産)の中でどれくらいが自分のお金なのか?
という割合です。(純資産÷総資産、で計算できます)
業種にもよりますが一般的に30%以上がいいと言われますが、
できれば60%以上が理想的ですね!
次回以降投稿する予定の損益計算書の部分でも出てくると思いますが、
繰越利益剰余金は毎年稼いだ利益が蓄積されたものです。
毎月、毎年利益が出ていればこの繰越利益剰余金が大きくなりますので
自己資本比率も大きくなります。
逆のことを言えば、毎年毎年節税のために利益を少ししか残さなければ
自己資本比率も少ししか大きくなりません。
健全な経営には程遠くなってしまいます。

 

人のお金で贅沢していませんか???

次に、左側の「資本の部」です。
資本の部は誰からでもいいのですが(自己資本、他人資本問わず)、
会社に入ってきた調達資金をどのように運用しているのかを示しています。
資本の部はすぐに現金化できる(と思われる)「流動資本」とできない
「固定資本」とに分けられます。
(もう一つ「繰延資産」と言われるものもあります。)

このとき、「すぐに現金化できる」の線引きは1年以内か1年以上かということです。
(ワンイヤールール)

現金で持っているのか、商品として持っているのか、
不動産や機械で持っているのか、資産の部の項目を見れば
何にウエイトを置いているのかがわかります。
自分のお金だけならいいのですが、
他人から事業をするためにお金を調達しているのに
会社が儲かっているからといって高級外車を経費として
買ってしまう社長がいらっしゃいますが、
貸している側からすると「事業のために貸しているのに何で???」
となりますよね。
その高級外車が売上を生みだしてくれるくれるのならいいのですが
大抵はそうなりません。
金融機関はそういうところを良く見ていますので気を付けてくださいね!

節税のために高級外車を買うと自己資本も蓄積されないし、
売上にもならないし、金融機関もいい顔しないし・・・
社長にとってはいいかもしれませんが、会社にとってはいいことは何もありませんね・・・

 

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資金繰り改善コンサルタント/ファイナンシャルプランナー
加 藤 貴 司
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