こんにちは!

自由な資金繰りとビジョン達成を叶える専門家、キャッシュフローコーチの加藤です。

 

運転資金って「正常運転資金」など、いろいろな意味で使われることがありますが、今日の内容は金融機関が考える運転資金の目安についてです。

 

一般的に、創業融資において認めてもらいやすい運転資金額は、

 

「3ヶ月分」

 

と言われています。

業種にもよりますが、金融機関としては基本的には、

 

「6ヶ月程度で、事業を軌道に乗せてほしい」

 

と考えています。

 

製品開発が絡むような業種であれば、6ヶ月程度で事業を軌道に乗せるのは難しいということは分かっていますので、その場合は、もう少し長期の運転資金が必要と言っても対応してくれることはあります。

(ただ、その場合でも、その分の自己資金は用意してもらいたいという本音がありますが)

しかし、そうでない業種の場合、6ヶ月程度で事業が軌道に乗らないようであれば、

 

「事業計画を見直した方が良いのではないか」

 

と思われるからです。

言い換えると、

 

「6ヶ月で軌道に乗らない事業は失敗する確率が高い」

 

と考えています。

6ヶ月で事業を軌道に乗せようとした場合、必要な運転資金は、その半分の3ヶ月分になることが多いです。

 

事業が軌道に乗るというのは、

 

「単月で黒字になる」

 

ということになります。

7ヶ月目で単月黒字になるということであれば、その前6ヶ月間が赤字となります。

その赤字の合計分が

 

「必要とする運転資金」

 

となります。

常識的に考えて、7ヶ月目で単月黒字になる場合、1ヶ月目の赤字額よりも6ヶ月目の赤字額は、大幅に少なくなっているはずです。

だから、6ヶ月分の運転資金がまるまる必要と言うわけでなく、それを合計してみると、だいたい3ヶ月分ぐらいの運転資金になるというわけです。

だから、一般的に金融機関としては、創業融資に対する運転資金は、3ヶ月間ぐらいしか認めてもらえません。

もちろん、事業を軌道に乗せるのに、6ヶ月以上かかるという合理的な理由があれば、3ヶ月以上の運転資金も認めてくれることもあります。

 

 

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ビジョン達成サポーター
~自由な資金繰りとビジョン達成を叶える専門家~
Ascension(アサンシオン)
キャッシュフローコーチ®/資金繰り改善コンサルタント/ファイナンシャルプランナー
加 藤 貴 司
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