こんにちは!
ビジョン達成サポーターの加藤です。
先日、定期的に参加している交流会の中で、経営者の方と話をしていて「ん~?」と感じたことがありました。
どんなお話かといいますと、「うちは某士業(ここではあえて伏せておきますが、だいたいお察しはつくかと思います。笑)に言っていい感じにしてもらってる」とものすごく自信満々にお話をしていらっしゃいました。
その「いい感じ」というのが何かというと、利益が少ない。だから、税金をあまり払わなくていい。 ということなんだそうです。
まあ、色々な考え方がありますので敢えて否定はしませんでしたが、聞いていて正直「ん~?」というより「いらっ!」としちゃいました。(そういうことを言う某士業が非常に多いことに!です。笑)
皆さんは税金を払う、払わないという観点ではなく、利益の額の適正値としてどれくらいが妥当かという観点でお考えになったことはございますでしょうか?
色々な方とお話している感覚としては「銀行融資のことを考えると赤字は困るけど、利益が多いと税金も多くなるから、適度な利益がいいなぁ」という考えの方が多いように感じています。
これだと利益額の明確な基準ではなく、税金だけの基準になっているんですよね。
では、利益って何のためにあるのでしょうか。私が財務を学んだ師匠から教わったのは、利益というのは「企業の継続コスト」です。
今後会社をどういう状態にしたいのか、そのためにはいくらの投資が必要か。または、借入金を減らしていくためにいくらの返済原資が必要なのか。
そのような明確なビジョンがあってはじめて利益の明確な基準を設定することができるわけです。
利益は税金基準ではなくビジョン基準で!
税金基準だけで利益を考えていると会社にお金が残りません。
会社にお金が残らないので借入金の返済が進みません。
返済をしても足りなくなるのでまた借りる、こういう悪循環になってしまいます。
今回のコロナの影響だけでなく、急に業績が落ちてしまった場合や、前向きな将来に向けて投資したい場合、銀行に融資をお願いすることがあると思います。
借入を有利に進めるためにはやはり一定の自己資本比率も必要です。自己資本比率を高めるには利益を上げていく必要があります。
会社を今後どうしていきたいのか。どんな会社を目指すのか。ビジョンと数字は密接に関連している「経営の両輪」です。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ビジョン達成サポーター
~自由な資金繰りとビジョン達成を叶える専門家~
Ascension(アサンシオン)
キャッシュフローコーチ®/資金繰り改善コンサルタント/ファイナンシャルプランナー
加 藤 貴 司
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