・新規顧客に自社の強みを伝える時
・上司に提案をする時
・部下に新しいタスク内容を説明する時
・夫婦間のコミュニケーション
・メールでコミュニケーションをとる時

その他もろもろの交渉をする時にとても効果的なお話です。

先日の財務貢献合宿で相続で有名な弁護士の方にお話をして頂いたのですが、その中でコミュニケーションについての話がありました。弁護士という職業は様々な交渉事などで相手の方に納得してもらう点からこういうお話をされていたのですが、とても参考になるお話でした。

 

ここでは、私とお客様との会話ということにしましょう。

 

私がAという内容を発するとします。


私は日本人ですので日本語で相手に話をします。
その際、日本語という言葉はある意味記号となってお客様に伝わります。

その時お客様が認識した内容を仮に(a’)とします。

ここでなぜ、私の発した内容が(A)でお客様が受け取った内容が(a’)にしたのかが大事なのですが、講師の弁護士の方が仰るにはそこには

・知識/経験
・対象に対する評価
・考え方の性向

などがフィルターとなって受け取る内容が変わってしまう、ということでした。

 

要するに、相手がどう思っているか、相手がどういうベクトルの価値観を持っているかを考える、または、相手と私は「違う」ということを前提に話し手がそれらを補完、フォローしないといけないというわけです。

先日、とある交流会で知り合った方にお会いするために先方の会社に伺いました。実はその方、複数会社を経営されていて拠点が二つあって、私は名刺の住所に伺ったのですがその方はいらっしゃらず、実は・・・となってしまいました。

私→名刺に会社住所が記載されているから間違いないだろう
相手方→いつも商談などはこっちの会社で行っているからこっちに来るだろう

翌週、お会いできたのでよかったのですがというベクトルのズレからこういうことが起こってしまいました。
こういうことは本当に色々な場で遭遇すると思います。

・子育てに頑張っている奥様と生活費を沢山稼ぐということに頑張っている旦那さん
・交流会でただ名刺交換をしているだけなのに必死に営業トークを繰り広げている
・聞いてもいないのに「お似合いですよ」と言ってくる洋服屋さん
・相手が素人ということを全く気にせず専門用語をバンバン使う士業
・お金の事は税理士に聞いたらいいと思っ

ている経営者と税金の計算を法律に則って計算することを第一に考える税理士
・経営者と社員の意識のベクトルのズレによる社員への不満

などなど・・・

 

皆さんも何気ないコミュニケーションの中で「この人とあまり会話の内容がかみ合わないな~」とか感じることがあると思いますがこういうズレがあることを前提にするとコミュニケーションの仕方も変わってきますので意識してみて下さいね!

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加 藤 貴 司
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